30過ぎてから推しに出会った話

このブログの最初の投稿は猫の話にするつもりだったんだけど、どうしても今週前半までに推しの話を書いておきたかった(知らんがな)。

私は30歳を過ぎてから初めてアイドルを推す楽しさを知った。

クラスメイトがKinKi Kidsのどっち派か議論していた時も、親友がSMAPの大ファンだったときも、誰もが通るといわれるジャニーズの道はなぜか通ってこなかった。むしろどちらかというと二次元の方が好きだった。

そんな私が、2019年に突然K-POPにハマった。きっかけは同僚に勧められた「PRODUCE X 101」(以下プエク)。なおこの辺でトラウマが蘇った人はUターンしてください。知らない方のために一応補足すると、101人の練習生たちがアイドルデビューを目指す韓国のオーディション番組「PRODUCE 101」シリーズ、そのシーズン4がプエクだ。

あの頃の記憶が鮮明に…

私がプエクを観始めたのは既にファイナルの2週間前くらいだったんだけど、だいぶ出遅れながら観た第1話では「こんなに人数いて(101人)、顔と名前が一致する気がまったくしない…」とか言ってたくせに、レベル分け評価で初心者ながらとてつもない伸び代を見せてくれたテコンドー少年にはまり、あれよあれよという間に沼に転がり落ちた。そして2週間で全話一気見してファイナルリアタイに追いついた。

テコンドー少年ことキムヨハン(現WEi) 

ちなみに最終的な1pickはスンヨン。エムネは早くTo my worldの動画を復活させてください。
ファイナルの前にはしっかりみんなの顔と名前も一致して、推しが無事にデビューメンバーに選ばれたのも見届け、デビューまでのコンテンツ供給が毎日楽しみで、10数年ぶりにCDを予約して買った。人生ではじめて同じCDを何枚も買った。アイドルのCDにはCD以外にこんなに色々ついてるなんて知らなかった。VLIVEで何を言っているのかわからないのが悔しくて、韓国語の勉強もはじめた。ソウルのデビューショーケースは観に行けなかったけど、初来日した豊洲は観に行ったし、インターネットのオタクと待ち合わせしてトレカ交換したのはその日がはじめてだった。ちなみにその子とは別界隈だけど今も仲良くしている。
そうして立派なONE IT(X1のファンの総称、うぉにと読む)としてX1と共に歩んで行こうとした矢先、盛大に出鼻をくじかれた。以下Wikipedia参照。
事実上の活動休止となり、でももしかしたらMAMAにサプライズ出演するんじゃないかと一抹の期待を抱いていた私の目の前に、彼らが現れた。 そう、薔薇をくわえたウォヌとSEVENTEENの皆さんです。
薔薇食った!!!!!!というインパクトと、鬼気迫るパフォーマンス(のちにその理由を知る)にすっかり心を奪われた。

MAMAには結局X1は出演せず、その後間も無くして解散。各々の事務所から五月雨に公開される別離の手紙に「もう本当に元に戻れないんだな…」と思ってわんわん泣いた。彗星のように人生に現れた推しとの出会いと別れを一気に味わい、喪失感に打ちひしがれていた私を救ってくれたのがセブチだった。
YouTubeで検索しているうちに、パフォーマンスとバラエティのギャップに虜になり、最終的には叩いて被ってジャンケンポンをみてドギョムペンになりました。我ながら沼落ちの癖が強い。
すぐにファンクラブに入り、舞い落ちる花びらのCDを全形態買って、東京ドーム公演も個別握手会も当たっていたのに、コロナで全て中止になった。私のオタク人生、出鼻くじかれがち。それでも韓国カムバの間に年に2回は日本語曲もリリースしてくれたし、Weverseにはたくさん日常をアップしてくれ、オリジナルコンテンツのゴセはほぼ毎週配信、オンラインコンサートも何度も開催してくれた。そうした彼らの努力が身を結んで、ここまでたくさんのファンがいる世界的なグループになったこと、私はこの数年しか彼らと共に歩んでいないけど、尊敬しているし出会えてよかったと本当に思っている。

コロナ禍の鬱々としてた期間も、仕事が死ぬほど嫌になった時も、たくさんの供給のおかげで本当に救われた。誰かを推すって無条件に楽しいことばっかりじゃないのも知ったけど、それでも推しがいるというだけで人生が段違いに楽しくなった。インターネットのオタクはいつしか現実世界でも友達になり、大人になってから共通の話題で盛り上がれる友達がこんなに増えると思ってなかった。ちなみに前述した豊洲でトレカ交換してくれた友達とは先日横浜で開催されたWOODZのLIVEにも一緒に行った。youtu.be 
私の世界を広げてくれてありがとう、K-POPとプデュとX1とWOODZとSEVENTEEN。私は今週東京ドームでセブチを光らせる星のひとつになります。その前になんとなくこの記事を書いておきたかった。 

色々あるけど、推しがいるすべてのオタクが幸せでありますように!youtu.be